天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~ <番外編>

よしよし、完食。


「よく食べたね~」


「…約束…」


ああ、なんでもしてあげるってやつか。


「いいよ、何がしてほしい?」


「………くちづけ」


翼鬼が、うるうるした瞳で、上目遣いでそう言った。


「…それは、ちょっと…」


俺の理性というものがですね?


危ないと思うのですが。


「なんでもしてくれるって、ゆった…」


「拗ねないの」


拗ねてる翼鬼も可愛いけど!


はぁ~、仕方ないなぁ。


頼むから保ってくれよ、俺の理性。


俺は自分の唇を翼鬼のに重ねた。


「…ん……」


そして、すぐに離す。


すると翼鬼が不満げな顔をした。


「…もっと…」


「これ以上は、無理」


「翼鬼のこと、嫌いなの…?」


「好きだよ…」


でもね、ほんとにもう限界なんだよ!!