天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~ <番外編>

天鬼君に手伝ってもらって、なんとかお粥ができた。


それを翼鬼のところに持って行く。


「翼鬼~、起きた?」


声をかけながら部屋に入る。


「ん…」


翼鬼は目を開けて、ぼーっと天井を見ていた。


それでも俺が入ると、首をこっちに向けた。


「そ、じ…?」


とろんとしている瞳…。


まだ意識が完全に戻ったわけではないらしい。


「お粥、作ってきたよ。少しでも食べようね」


「…わか、た…」


呂律がまわらない翼鬼も可愛い←