天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~ <番外編>

「誰かいますか~?」


そう声をかけながら入ると、誰もいなかった。


え…どうしよう。


ここはやっぱり…俺がお粥作る…ってことだよね?


それしかないか…。


よしっ、翼鬼のためだ。


できるだけ頑張って、美味しいもの作ろう。






ということで。


えーっと、まずはお米……っと…。


俺はお米を水でといだ。


…翼鬼たちが来てから、食事当番はほとんどなくなった。


なぜなら、翼鬼と天鬼君が作ってくれるから。


それもすごく美味しいものを。


それに、二人は役に立ちたいって言ってくれてるから、お言葉に甘えて作ってもらってる。


だから、俺がお粥を作るのなんて、本当に久しぶり。


…うまくできるか、ちょっと不安。