天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~ <番外編>

それから、翼鬼はまた寝てしまった。


…よかった…。


これ以上何かあったら、本当に我慢できなくなるとこだった…。


「…早く元気になってよ、翼鬼」


みんな心配してるんだから…。






あ、そうだ。


次目が覚めたとき、お腹空いてるだろうから…お粥でも作ってもらおうか。


うん、そうしよう。


「ちょっと待っててね」


俺は翼鬼の頭をそっとなでて、部屋を出た。


行く先は、もちろん勝手場。