たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても

「あの、シューイン先輩?
...聞いてますか?」



...しまった。
ユウが一生懸命話してくれているのに、
話が難し過ぎて意識が飛んでしまっていた。


自分から呼び出しておいて話聞いてないとか最悪だろ。
回りくどいこと、難しいことはどうも苦手だ。



「聞いてたよ。
聞いてたんだけど...、もう一度最初から頼む。」


「...聞いてないじゃないですか。
これで三回目ですよ?
次はちゃんと聞いてくださいね。」



ただでさえ人より理解力がないのに、
お互い母国語ではない台湾中国語で話しているせいか、
細かいニュアンスが上手く伝わらない。