「そんな悲しいこと言わないでよ。
それ聞いたらファンの子が悲しむよ?
僕は姉さんの歌好きだよ。
悪いところもあるのかもしれないけど、いいところもたくさん知ってる。

それにさ、姉さんはメンバーの誰かがMiracleに必要なかったって思ったりするの?」

困った様に笑って、抱きしめられた。
それはないとソンミンの腕の中ではっきり否定する。


「でしょ?それと同じだよ。
僕たちは8人でMiracleだよ。
誰かが欠けたらダメだよ。」


「そうだよね...。
Miracleのメンバーで良かった。
それに、ソンミンがいてくれて良かった...、ありがと。」



そうだよ。
こんなに優しいメンバーがいて。
応援してくれるファンがいて。

何も不安に思うことなんてないんだ。


ソンミンの背中に手を回して、気持ちを伝える。


いつもはかわいくて年下らしいソンミンなのに、
なんだか今日は違って見える。


それにさっきからなんだろう、この雰囲気。
無言で見つめ合っちゃったりなんかしちゃってるし。

今さら視線をそらすのもおかしいし、どうしようか。
そんなことを考えている間にも、だんだんソンミンが近づいて...。




え?