たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても

「シューイン! あ......エドワードって呼んだほうがいいかな?」


「......シューインでいい」


引っ越し作業中にシューインと二人きりになったので、仲良くなるチャンスだと思い、さっそく話しかける。


「そう?じゃあシューイン、俺たち同じ年みたいだし、仲良くしようね!」


親愛の意味を込めて彼にだきついてベタベタと体を触っていたら、すごい勢いで振り払われてから、冷たい目でこう言われた。


「やめろ! お前、男が好きなのか?
男が好きなのはおまえの勝手だけど、俺にはそんな趣味はないから他のヤツをあたってくれ」


「ち、ちが......!シューイン待ってよ!
シューインー......!!」


何とか彼の中国語を聞き取れたけど、とっさのことでパニックになってうまく説明できずにいると、これ以上二人きりでいたくないと思われたのか、必死の呼びかけむなしくシューインは走り去ってしまった。

初日からいきなりシューインに嫌われた......。