そんな時だった。 1人の女の人がこちらに近づいてきた。 見慣れない人だ。 「あの、CDください」 「あっ、はい!」 「とても素敵な曲でした。 ファンになります」 太陽が女の人にCDを手渡す。 その人はにこっと笑って、そう言った。 俺らにとっては、とても嬉しい一言だった。 たったの1ミリかもしれないけど。 今の俺らからしたら、大きな一歩だ。