「満奈、行こう」 瞬間、玲央があたしの腕を掴んで立ち上がらせる。 そのままあたしを守るように、部屋を出た。 「メアド教えてよ満奈。 今度遊ぼうぜ」 蓮也くんのそんな言葉が聞こえた。 “遊ぼうぜ”――。 頭で何度もリピートされるそのフレーズ。 思い出したくない、過去。 あの日も、言われた言葉。 靴を履き、逃げるように玲央ん家を出た。