ある日、神が降りてきた。






「最初に言った通り、まだなにもわかってない。だからこそ、僕らと同じ境遇の人間を探してる。君もついてきてくれないか?雷太」


『けど、学校は?家族は!?友達はどうすんだ!それにまだ俺は高校生だ...』


「僕だってまだ高校生ですよ。トキオなんてまだ中学生です。君も昨日のトキオとの戦いで神との対話を経験してますね?もうわかってるはずです。」


「神々は、僕たちに助けを求めてる...。確証はないけど、そう感じる。僕の中にいる者が助けを求めていると。」
トキオは強い眼差しでそう言った。


『わかってる、けど...俺には守らなきゃならない人がいるんだ。』


「だからこそだよ。この力を持ってしまった以上、もう普通の人間と同じ日々は送れないんだ。敵は襲ってくる...、巻き込むわけにはいかないよ」



そうか...

トキオたちも...。


『...わかった。諦めるよ。トキオたちについていく。』


「......ありがとう。謎が多い今、真相を解き明かすのは雲をつかむような話だけどね...。協力していこう。ぼくたちは仲間だ」


『それで、これからどうするんだ?なにか手がかりはあるのか?』


「...ない。しばらくはこの周辺にとどまって"仲間"を捜すよ。」


『だったらさ、俺ん家来ないか?まだききたいこともたくさんあるし、情報を共有しやすい。しばらくは俺ん家で過ごせよ』


「なるほど、その提案は一理あるね。でも、もしタナトスが来たらどうするんだい?」


『あいつらはあんなに弱かったじゃないか!トキオと信が居れば安心だろ?』


「うん。確かにね。わかった。ありがたくその申し出を受けるよ!」


「では、よろしくお願いします。」


『ああ、よろしく!』



第5話完。