『...はよ。』

「あ、うん。おはよ雷太。」

ここは学校の教室。そして朝。
俺はたった今、登校してきたところだ。
「ほんと毎日毎日寝坊ばっかして！！」

まぁ、遅刻してるんだが。

俺の名前は神木雷太-ｶﾐｷ ﾗｲﾀ-
今年高校生になったばかりだ。
んで、コイツが佐野千夏-ｻﾉ ﾁﾅﾂ-
まぁ幼なじみだ。優しいやつなんだ。

え？俺がコイツをすきかって!?
フッ、馬鹿なことを言うでない。

『てか、よく毎日そんな早く起きられんなぁ』

「普通は起きられるの。」

ﾊﾞﾁｯ

『いって！」』

「また静電気？」

『あぁ。まじうぜぇ』

「昔っからだよね。電気の神様に好かれてるんじゃない？」

『そんなん好かれたくねーよ』
　
「フフフ...」

いつもこんな感じで
からかわれてんだ。


『だりぃから今日は屋上で寝てるわ』

「ちょ、ちょっと雷太！」

『んじゃなあ』

「あ、ちょっと！！」

ﾀｯﾀｯﾀ...

「もう！内申下がっても知らないんだから...」