その日の夜、
ベッドの上で考えごとをしていたが
疲労が溜まってたためすぐに寝てしまった。


-翌日-


朝。否、
時計には、《12:13》と表示されていた。

そう。つまり、遅刻である。


『どーしよ...。そーだなぁ、サボろ...』


こうして、俺は学校を
サボることに決めたのだ。


携帯にはメールが二件入っていた。


from :千夏
sub:どした?
TXST.
風邪でも引いた?
大丈夫なの?

---END---

とのこと。
千夏...心配してくれてんだな。

そして、もう一通のメールを開いた。


from :千夏
sub:心配だから
TXST.
心配だから、
私も早退してそっち行くね!

---END---


え?ちょ!
これいつ来たやつだ?

《date:2012/5/25 12:00:56》

やばい!!
風邪でも何でもないと
知ったら、あいつ...


ピーンポーン


あぁぁぁぁぁぁ!!
なんてタイミング...

仕方ない、ドアの前で
正座して待っていよう。

いつでも土下座できる体勢で
千夏が来るのを待っていた。

「雷太ー?入るよ?」

ガチャ...

......。

......。


しばし沈黙...。

「......。」

『......。』

「......え?なにこの状況...」


そりゃ、誰が見てもそう思うだろう
ドアを開けたら男が正座してるのだから

『...ごめんなさい、風邪とかじゃないっす、寝坊しただけなんです、許してくださいお願いします』

ペコペコしながら言った。

「......。」

『......。』

...反応がない。なぜだ?
と思い、顔をあげた。

『...!?』

なぜだ...
なぜなんだ...?

なぜ千夏はくしゃくしゃな
顔して泣いているんだ...?

あれ?
なんかしたかな、俺...

え、なんでなんで!?

雷太は混乱してしまった。