とき川は、俺の家からは
10分程度で着く近場にある。
俺は自転車で行った。
俺はかなりのスピードで走った。
まわりも驚いただろう。
そして、とき川土手に着いた。
飛ばしたおかげで5分もかからなかった。
『...え?』
誰もいない。
人の気配は皆無だ。
まわりを見回しても
なんの気配もなかった。
静かだ...
静かすぎる...
時が止まったような錯覚を覚えた。
「やぁ、僕がわかるかい?」
急に背後から声がした。
『だれだ!?』
俺は身の危険を感じ、後ずさりした。
「ふふ...。大丈夫だよ僕は君と話がしたいだけだから。」
『誰だ、!?』
「僕は、後巻トキオ(ゴマキ トキオ)。」
『ト、キオ...。俺になんの話がある...?』
「ふふ...。今日、君の高校で事件があったよね?」
『...あぁ。』
「君が犯人にあんな傷を負わせたんだよね?」
『...!?なんでそのことを...?』
そのことは、その場にいた
俺と先生とクラスメート達しか
知らないはずだ...
こいつは一体...。

