その日は特になにもなく、
ただ平凡な日だった。

そのまま数日が過ぎた。



その日、俺はいつも通り
友達とだべってた。
くだらない話で笑ってた。

授業もいつも通り聞き流してた。

そして、昼休み。

いつものように弁当を食べてた。

そこへ、聞き慣れない音がした。


ガシャーーン


窓が割れたような音だ。


「なんだ?なにがあったんだ?」



「キャアァァァ「ァァァァアアア!!」


女子生徒の悲鳴と共に
叫びながら走ってきた
見慣れない男は、俺たちの
教室に入ってきた。


「なんですかあなたは!?」


うちのクラスの担任、
通称『メカゴジラ』が
男に詰め寄った。

あだ名からは想像できないが、
いちおう女の教師だ。
いつも冷徹な表情をしているから
『メカゴジラ』らしい。
じゃあいったい、ゴジラには
どうゆう意味があるんだ?
と聞いてみたところ、
それは知らん!だそうだ。


「なんですかあなたは!そんなものを持って!」


見知らぬ男は、右手にナイフ
左手に鉄パイプを持っていた。

なんじゃそりゃって感じだが、
ただならぬ様子なので、
そんなことは言い出せなかった。

不審者ってやつなのだろう。

なぜか俺はこんな状況にも
関わらず、妙に冷静でいた。



第2話完。