それから二人は町にこっそり出て、いっしょに遊ぶようになりました。おひめさまは大工さんの仕事や、りょうしさんの仕事を見るだけでとてもよろこびました。そしてなんでも手伝ってあげました。商人はそんなおひめさまを「運命の人」だと思ってしまいました。そして、勇気を出して告白しました。こうして二人はむすばれました。おひめさまは、もうずっと前から、商人のことが好きだったのです。