城の中もまた死体、死体。死体だらけである。聖堂に続く廊下至るところに血が染まり、死体が転がっていた。その死体のどれもこれもが異形に舌をだしている。
「ウォーン。」
突如として、聖堂から遠吠えが響き渡る。その遠吠えは城下町にまではるか遠く響き、聞く者全てに恐怖を与えた。