これから私は王として生きるのか。

そう思うと身がギュッと締め付けられた。

私には荷が重い。

立派な王として国を統治しなければと思う。使命感も沸々と湧いてくる。しかし、安らかとは決して言えない、先代の王の死に際が、悪夢が、がんと頑なに彼の前に立ち塞がっていた。

その怨念を断ち切らなければ、彼の王としての未来がないことは明白だった。