少女Nは敏感でした。 私が隠した、少女にあるまじき罪に気付いてしまったのです。 私が少女では居られなくなったと知った彼女は、私を花薗に閉じ込めようとしました。 私は愛していた少女Nを、私の恋心の為に狂わせたのです。 『―――』 少女Nは特有の甘い舌足らずな声で、毒を囁きました。 その毒は私の体を駆け巡り、末端から甘い痺れをもたらすものでしたが。 私の脳裏には少年Jの微笑みが浮かんでおり、麻酔から目を覚ますようにと彼が言うのです。 私は動かない腕で、少女Nの身体を押しました。