「あれは説明になってないよ。」


「まあまあ、そんなことより楽しもうよん。」


「じゃあ、行ってくる。」


優は第1競技に参加するために大型スクリーンのところに行った。


「もうそんな時間!?」


「お前ら、話ぐらい聞いとけよ。」


龍は半分呆れたように言った。


「それでは第1競技、THE・早押し1問クイズ~。」


「いまから映す問題に答えてね。」


「体育祭だからって体力勝負とは限りませんからね。」


と司会者が言い終わるのと同時にスクリーンに問題が映し出された。


が、意味のわからない言葉が並んでいた。


「特Aとか関係ないじゃん。」


「普通に考えて無理でしょ。」


「まっ、普通はだろ?」


龍が言った途端、ピンポン!