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 部屋に行くとパソコンを開き、自分が作ったチャットを開いた。



思っていた通り相手は来ていた。



「ハロハロ~。ミミだよぉ。待たせちゃった?」



と打った。



数秒、間が空き、



「全然。」



と短く返事が返ってきた。



ちなみに“ミミ”は美利亜のチャットの中の名前。



相手は金糸雀(かなりあ)という名前。



「ウチね、また引っ越ししたの。」



「ここ2年間で6回目ね。」



「でね、新しい学校、決まったんだぁ。桜坂学園高等部ってところなの。」



「そこ、アタシ通ってる。」



そう返ってきて美利亜は一瞬止まった。



「嘘でしょう?」



「こんなときに嘘ついてどうするの?それと、編入試験、受けないと入れないよ。ちなみに明日。」



「えっ!そんなのあるの~。しかも明日ってどう考えても無理。」



「アタシが校長に言っとくからいいよ。ちなみにその試験的にムズいよ。歴代の最高点ですら19点だからね。」