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「それで?大人しく着いて来たのはきみだろう?」


「そうよ。でも、みんなを人質に捕られたら何もできないじゃん。」


「あっ!信じてた?嘘に決まってるだろう。」


朔はそう言ってゲラゲラと笑った。


「なっ!もういい。帰る。」


美利亜は立ち上がろうとした。


しかし、上手く力が入らず、立てなかった。


「あれ?」


「立てない美利亜ちゃんにいいこと教えてあげよう。」


朔は美利亜の耳元で囁いた。


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朔が立ち去ってから30分後。


美利亜は聖夜たちに発見された。


「美利亜、無事だったんだね。」


愛梨栖は安堵の表情を浮かべ、1歩踏み出した。


すると


「来ないで!」


美利亜が叫んだ。