「これだ。」


嵐はパソコンを開いて見せた。


「とある暴力団の秘密文章だ。入手経路は聞くなよ?今日、この暴力団と桜支援団の麻薬取引が行なわれる。」


嵐はそう言ってパソコンを閉じた。


「場所はアパレル企業が入っていたビルだ。地図はミスターに転送してある。くれぐれも気をつけてくれ。」


嵐は龍の肩を叩いた。


「今、残りの3人はこっちに向かってる。送り届けるから危険だと思ったらこれを吹いて。音は鳴らない。けれど。」


水月は自分の頭を人差し指でトントンすると


「ここには届くから。」


そう言って小さな笛を美利亜に渡した。


「ご武運を。」


「そちらこそ。」


そう言って7人はビルを後にした。


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琳たち3人と合流するとものの10分でビルについた。