少しずつ地面が消えていくような。 襲いかかってくるのはそんな言葉にするのが難しい不思議な感覚。 初めは感じなかった違和感も、気付いたときには手遅れで。 この手の中に在ったものが消えていくのか。 それとも、最初から存在しなかったのか。 いくら考えてみても、今はもうその答えを探せない。