一体、いつからだっただろう。 こんなにも息苦しいと感じるようになったのは。 降り続く雨は止むことを知らず。 気付けば、この足元に大きな水溜まりを作ってしまっていた。 底の見えない、大きく深く、そして暗い水溜まりを。 いつのまにか足は埋まり、瞬き一つ出来なくなって。 それでも世界は廻り、当たり前のように朝を迎える。