鎖には頑丈な鍵がかけられ身動き一つとれない。


自由であるということが、時に何よりも怖かった。


いつか誰もがこの手を離してしまう気がして。


本当の孤独が待っている気がして。


だから望んだ。



カシャン、カシャン



縛り付けるその鎖を望んだのは、私。






story 3 -微笑みの残像-