君は“えむ”彼氏!?





「じゃあまずは……カンパーイ!!」


悠斗が音頭をとり、グラスを鳴らした。


「奈美ちゃんは私服も可愛いなぁ!!」

「……ばか」

「照れちゃってもう!玲香ちゃんももちろん可愛いよ!!」

「あはは。ありがと!」


男は悠斗と王様、それにクラスの人が二人。
女子はあたしと奈美、そして同じくクラスの子が二人。
ちなみに場所はファミレスだったりする。


「じゃあまずは自己紹介でもしてく!?ちなみに谷山奈美は俺の彼女だから誰も手出すんじゃねーぞ!」

「分かってるっつーの!」

「クラスで知らない人いないから!」


悠斗が喋ってる横で、王様はずっと黙ったままだった。
不機嫌そうに目を瞑っている。

「まあ今日は合コンって言ってもさ、みんな知り合いばっかだし!普通に遊んじゃおうぜ!!」



うう……ヤバい。
目の前に王様がいるからか緊張してトイレに行きたくなってきた。

「ちょ、ごめん!あたしトイレ!」

「おう。じゃあ玲香ちゃんの分も適当に注文しとくよ!」

「うん!ごめんね!」







そしてトイレの帰り道。

このファミレス、広い上に妙に複雑な構造なんだよね……。




すると、見覚えのある男を発見した。