君は“えむ”彼氏!?









あの事件から数日が経った。


うん、まあ付き合った記念日を『事件』と呼ぶのは些か抵抗があるけれど。

けどあれは事件だろ。
おかげで学校中に広まっちゃったよ。

学校新聞にも『王様についに妃が!!』とか『王様の次は女王様誕生!!』とか『熱い告白に女王も失神寸前!!』とか書かれてたし。
あたしは『彼女』じゃなくて『女王様』かい。


そして付き合った日から奈美や悠斗も含めた四人でお喋りしたり放課後残って遊んだりしてる。

まあ平和っちゃあ平和なのかなぁ……。






そして今現在はというと、四時限目が終わり昼休みに入ったところだった。


「奈美!食堂行こう!」

「うん。あっ、今日悠斗も一緒でいい?」

「いいよー!けどなんで?」

「いつも一緒に食べてる桐沢が職員室に用事があるらしくて、先に食べててって言われたんだって」

「ふーん」

「な~みちゃん!れーいっかちゃん!ご一緒しましょ!」


賑やかに彼がやってきた。


「そういえば悠斗、あたしたちとでいいの?男友達との方がいいんじゃ……」

「いいのいいの!むさ苦しい男共より可愛い女の子の方がいいじゃんっ!!」

「こら」

「それに、玲香ちゃんから色々話聞きたいんだよね~」


えっ?あたし?


「だってさぁ、俺だけ詳しいこと知らねぇんだもん!二人の馴れ初め!!」

「な……馴れ初め……」

「まあまあ!とりあえず行きましょう!!」



こうして異色のメンバーで食堂へ向かった。