除雪(?)…、完了。
そのままそれを、右足に履かせる。
絶対足冷てーよなぁ…。
それから。
二・三会話をするが……
有り得ないくらいに、反応が薄い。
……人見知り?
バスで見る限りは、明るい感じの子だったような……?
ちょっといじってみるか?
「…おい。」
「は、はい?」
……ほぼ初対面なのに、それも可笑しいわな。
「大丈夫?怪我でもした?」
「い、いえいえ。とんでもない!」
彼女は懸命に首を振る。
「…………。」
お。
デカいリアクション、はいりましたー。
「なる程。リアクション女王。」
「………は?」
「サインくれ。」
「……………。」
面白れー……。
動揺しまくり!
「冗談だよ。じょーだん。」
「はは…、そう……だよね。」
何か……
普通の話題は…、と。
「その制服。」
「え?」
「あんた、西校?」
「え、あ…、はい。」
「ふーん。」
名前……聞くべきか?
「……………。」
何だかそれはまだ……
気がひける。
「歩ける?」
「……はい。」
「……声…ちっさ!歩けるかって聞いてるんだけど。」
「…は、はい!」
「んじゃまあ、よし。家まで送ってくか?」
「……いえ。平気。」
…まあ、そうだろーな。


