日向said





「よっしゃ〜!!終わった〜!!」

「これで自由〜♡もう勉強しなくていい〜!!」

「え!勉強は普段からちゃんとしとこうよ〜!」


魔のテスト期間が終わった〜!!

先輩のおかげでスラスラ解けたし!
手応えあり!!

ホントに100番以内とれるかも!!

結果が楽しみなテストなんて
初めてかもしれない。

「この後どうするー?」

テスト期間といえば
午前中に終わるってとこもいいよね〜。

「テスト勉強に忙しすぎて最近いろいろと聞けてなかったしぃ?私、いい感じのお店見つけたのよ!そこに行きましょ!」

「わー!いいねー!」

二人のニヤニヤに悟った。

先輩とのこと聞かれると、。

まぁ学年で100番以内だったら
デートするって約束したことも
まだ言ってなかったし
いい機会かもしれない。

「あ、先輩に言ってくる!待ってて」

そう言ってあたしは教室を出た。

ストーカー騒動があってから
先輩と帰るようにしていたけど
最近、先輩は迎えに来るのが遅い。

いつもなら終わったらすぐ飛んできてたのに。

ていうか、
こないだの日曜あたりからおかしい。

心当たりはなんとなくあった。

勉強途中にかかってきた電話。

あれが怪しいことは確か。

だってあの後から
何言ってもずっと上の空だったもん。

「誰から、だったんだろう」

気になってもこんなこと聞けないし。

はぁ、、どうしたんだろ先輩。