「おいどうした?」 「……」 会計を終えた佐野先輩は あたしの目線を辿って同じように外を見た。 「なんだあれ……って日向!?」 あたしは無意識に走り出していた。 が 「待てって!」 すぐ追いかけてきた佐野先輩にあっけなく捕まった。 「佐野先輩離して、!」 「日向!落ち着け!!」 「だって…!!」 「今は俺とデート中だろうが!!」 「……!!」 ハッとした。 なに、やってんのあたし…。 でも、でも…。 先輩が知らない女と一緒にいる姿に 落ち着いていられなかったんだよ…。