葬儀では同級生がたくさん来ていた。


みんな突然の死すぎてまだ信じられない。

しかもゆうくんの最期の姿も見ることも出来ないため本当に海でいなくなったのか?と嘘であってほしいとまだ思ってしまう。


友達の死・・・。まだ24歳の若さでゆうくんは命を落とした。

しかも莉亜の好きな海で莉亜の好きなサーフィンをやっていて・・・。

凄く身近な出来事だった。
いつ自分やかずちゃんやまわりのサーファーがそんな状況になるかわからない。
自然は時には牙を向く。


そう考えたらかずちゃんの事が急に心配になった。


台風の前や後の高い波や大荒れの波など危険な波ほど海に入りたがるから。


いくら海には慣れていてもそういう海が荒れている時の波の力は凄い破壊力だから。


ゆうくんとかずちゃんを重ね考えてしまう。

もしかずちゃんを海で亡くしたらと考えたら恐くなった。


凄く会いたくなった。


今、どうしているのかな?

久しぶりにかずちゃんの事が気になった。

元気にしてるかな?


莉亜はお葬式の帰りの車の中でずっとぼーっと考えていた。


--・・かずちゃんにあいたい・・--


--・・今すぐ会いたい・・--