君になりたい【短編】




僕は不気味な微笑みを浮かべたあと、

「サヨナラしよう、悟」

「ア゙...ッ、ギャアアアアアッ」


悟の頭にナイフを何度も何度も突き刺した。


血が真っ赤なジュースのように

刺したところから

吹き出てくる。


吐き気なんてものはない

怖さもない

憎い こいつが

今 目の前で血だらけの

“悟が”

憎い


そして 僕は
憎いはずの“悟”に

なりたいんだ