ーバタンっ
自分の部屋……。
本当に段ボールの山だな……。
よしっ、片付けるか……。
しばらくして……
「お、終わった……。」
女1人じゃさすがにキツかったな……。
何気に重労働多かったし……。
とゆうか……外がもう真っ暗だ。
何時だ……と思い、時計に目をやると、
「もう8時か……。
飯は……めんどくせぇから食わなくていっか。」
風呂、入ってもう寝るか。
風呂から上がり、ベッドにもぐる。
この1週間、いろんなことが変わった。。
永村じゃなくて、水沢になった。
女じゃなくて、男になった。
長かった髪だって切った。
家族と暮らしてたけど、1人暮らしになった。
最後ぐらい、家族の顔見て出てくれば良かったかな……。
叶多や、お母さん、親父の顔が浮かんでくる。
「……っ。」
涙が、止まらない。
1人が、こんな寂しいものだったなんてな。
でも、私は男だ。
こんなことで、泣いてたら先が見えねぇよな。

