君色に染まる




放課後、私は相原先輩が待っている第一体育館に向かった。第一体育館に近づくにつれてバスケットボールの音がした。それがなぜかとても心地よかった。


「彩音~!!」


体育館の中に足を踏み入れようとした途端。相原先輩が手を振りながらこっちへ向かってきた。


「先輩!!お久しぶりです!」


久しぶりの再会に私達は抱き合った。相原先輩は、私が中学の頃にお世話になった大好きな先輩。


「ところで先輩!!話って何ですか?」


「あっ、そうそう。うち、今ね、バスケ部のマネやってんの!」


「そうなんですか!」


「でもね、うちら高3のマネは3人だけしかいないんだよね。うちらが引退したらマネがいなくなっちゃうわけなんだよ!」


「大変じゃないですか!」


「でしょ?だからお願い!彩音、小学校の時バスケ部だったでしょ?マネやってほしいんだ」


「私がですか!?」