高校に入学してから早一週間 「すっげー桜の木だな~」 伸ばした黒髪を風になびかせながら詠皐月こと詠は眼鏡をかけ直した もちろん眼鏡は伊達メガネ 詠の視力は昔から変わらず驚異の2.0 今の詠は昔の自分を誰にも見つからないように爽やかな外見から一変して髪を伸ばし服装も第一ボタンまでしっかり閉めて真面目で大人しい生徒を偽っていた そのため関わりづらそうと入学当初から今だに友達は1人もいない 中学の時の溢れんばかりの自分の友達の多さと今を比べてさすがに自分でもやり過ぎたかな?と頭を悩ませた