文目剣術部【壱】


「詠!!」

長水達がたまらず声を揃えて叫んだ

「やられる!」椚高校剣道部員も2人の試合を観戦していた他の客もみんなみんな詠が負けると思った

だがその中の1人だけは冷静に試合を見ながらフッと笑みをこぼした

「あいつ詠相手に甘すぎだから」

香賀の一言に1人だけ気づいた如月は「何?」と目を丸くして振り向いた

「終わるのはてめぇなんだよ天宮城」

雰囲気がさっきと変わった詠を竹刀を振り落としながら気づいた天宮城は面から見える詠の目つきの変化に一瞬身体中が寒気に襲われた