幼なじみは俺様イケメンになっていました!?

あれ?



屋上のドアのついている建物を一周ぐるっと回って、不思議に思った。



誰もいない…!?


なんで?


寝息ははっきり聞こえるのに…。



あたしはもう1回キョロキョロと屋上の隅々まで見て歩いた。


1周回りきって、また考え込む。



やっぱりいない。


いったいどこから寝息が…?


あたしの空耳かな?



あたしがう~んと唸りながら考え込んでいるとまた、


「すーっ、すーっ。」


と寝息が聞こえてきた。



でも寝息が聞こえるってことはいるんだよね。


あと探してないところってあったっけ?


屋上は2回もぐるっと見回ったし。


屋上までの階段に人はいなかったし。


…まず、寝息はどこから聞こえてきてるんだろ?



あたしは耳を澄ましてみた。


すーっ、すーっ。と規則正しい寝息が、よく聞こえた。


ちょっとの間耳を澄ましていると、どうやらあたしの上のほうから寝息が聞こえてくるようだった。



あたしの上…。


この建物の上!?



でも…この建物に登るはしごってあったっけ。


…。



「ふぅっ。探してみますかっ。」



あたしはちょっとだけ気合いを入れて、今度はあたしの後ろにある建物をぐるっと回り始める。