小さいことは気にしない、そんなスタンスの包容力のあるそれが、あたしはだいすきだ。

彼のすきなとこはどこ? って聞かれて、真っ先に答えるであろう筆頭候補。


憂いなんてカラッとふっ飛ばしてしまう。温かな毛布に包まれているような安心感がある。ぬくぬくと温かくってふわっと心が軽くなる。そんな笑顔。

彼の笑顔は、対あたし専用で、抜群の効果を示す。


言い方はわるいのかもしれないけれど、あたしにとって、彼の存在はなくてはならない一種の安定剤そのもの。

やみつきだよ。中毒だよ。……どうしようも、ないよ。