驚いて振り返ると、

額に汗を光らせ、

・・・

走ってきたのか、

息を切らせた裕也の姿。

・・・

「話がある・・」

真剣な顔をした裕也。


「…私には、

話しはない。・・・

もう、裕也の事なんて知らない」


私は、裕也の手を振り払って、

歩き出した。



「聞けって言ってんだろ?!」