夏の欠片



「もとの世界が必ずしも幸せとは限らない」


荒げる俺の声をなだめるように彼女の静かな声が胸に響いた。


「私、あなたにそう言いましたよね」


「じゃあなんだよ…。あんたはこの結末を知ってて俺を生き返らせたっていうのかよ」


「…そうなりますね」


彼女の声に落胆する俺。