「渉は仕事かもしれないけど、凛には関係ないもん!!凛の事好きならほかの女に触るな!!」

「うん。」

「仕事でもヤダ。」

「うん。」

「凛だけ?」

「うん。」

「何でさっきからうん。しか言わないわけ!?」

「うん…。」

「やっぱり渉キライ!!」



凛は俺の手を振り払って歩きだした。



「俺は凛が好き。凛の為なら何だってできる。凛が俺を変えてくれた。」



凛は俺に背を向けたまま止まってる。



俺は凛に近づいた。



「凛、俺が好きならこっち向いて?」



凛は俺の方をゆっくり向く。



「俺と付き合ってください。」



俺は頭を下げた。



「凛はマジワガママだよ。」

「うん♪」

「亭主関白なんて絶対ムリだし。」

「うん。」

「蓮司よりもドSかもしれないよ?」

「うん…。」

「それでもいいの?」



先輩よりも…。