蛍火と白狐




玄関、青年さんの下駄箱がちゃんと用意されてた。というか、番号一つ増えてた。



教室も机が一つ増えてた。因みに町野の私は、窓側から二列目の、一番後ろの席。



そして何故かま行が沢山詰め込まれたこのクラスでは、青年さんが一番最後の番号。



私から町野、松浦、松永、水戸、向井、目黒、校條。



従って、青年さんは必然的に隣の席になるのだった。まぁ、隣が青年さんなら、英語の時間困らないしな……。



前は隣なんか誰もいなかったから、先生とコンビ組んでたんだよね。



息苦しかった。



まだたったの一日しか授業を受けてないけど、あの溺れるような感覚は焼き付いてる。



二度と味わいたくない苦しみだった。