蛍火と白狐




「あらま!あらあらまぁまぁ、あらまらま」



「お母さんお腹すいた」



「あ〜らあ〜ら、あらまっ。今作るわね」



私達は雪白家の食卓に移動し、出された炒飯を綺麗に平らげた。



美味しかった!



「ところで蛍、両親は平日は家にいるの?」



「お母さんがいるよ。お母さん、身体が弱いから」



「うーん、じゃあ私の制服貸してあげるわ。そのままの格好じゃ帰れないでしょ?」



「へ?あ、そっか……」



私、着物姿だった。



「私の制服は明日の朝に寄って返してくれればいいから」



「有り難う、ほのかさん」



嬉しくて笑ったら、ほのかさんが手で顔を覆って天井を仰いだ。



「萌ええぇぇぇぇぇっ!!」



ど、どうしたの!?



頭に疑問符を浮かべていると、青年さんが「気にしなくていいです」と言った。