蛍火と白狐




青年さんは皆を見回した。



「と、いうことでいいですか?」



「もうっ。しょうがないなぁ」



「返してくれるんなら、いいわ」



「私も……。別に、いいと思います」



青年さんは満足そうに頷く。最初はどうなることかと思ったけど、良かった。



世界は亀裂が入っただけだった。すぐに直るだろうし。一安心、かな。



「あの……。ちょっと、白髪頭」



ほのかさんが青年さんを呼んだ。



「言葉です」



「名前なんかどうでもいいわよ。あの……、アレよ、悪かったわね。いきなり雷ぶちかましたりして」



「……君も『つんでれ』ってヤツですか?」



「何でそうなるのよ!?ツンデレくらいカタカナで言いなさいっ!

って違う!私は違うわ。そうだったらかなり過激で痺れのあるツンね。

もし蛍がツンデレだったらどうかしら?ヤバいヤバいヤバ過ぎるわっ!どうしようっ。萌えーっ!」



「……僕、君と意思の疎通が出来ないかもしれません……。

というより、苦手なタイプですね。アレと同じタイプでしょうか……」