蛍火と白狐




「意味のない争いはやめて下さい。彩華、変身を解いて、ほのかちゃんも、大人しくしてて下さいね」



二人は無言で頷いた。制服姿のほのかさんが、美少女さんに変わる。



「二人共自重して下さい。もう少しで彼女、発狂する所でしたよ」



青年さんの言った通り、私はもう少しで気が狂う所だった。



「そしてほのかちゃんは軽率過ぎます。僕だって情のある生き物なんですから、考えくらい改めますよ」



「改め……。じゃあ、蛍っ……!?」



「はい、帰してあげます」



「何よ、何でそんなにあっさりしてんのよ」



青年さんはニコッと笑顔になった。



「僕がそちらにいれば問題ないでしょう?監視も出来るし、何かあれば記憶を抹消すれば万事解決。

七日間ここにいて彼女の記憶が失くなることもない。僕は逆に面倒になりますが。

あぁ、本当に面倒です。ですがこうすれば君も文句はないでしょう?」



「な、ない、けど……」