蛍火と白狐




「王様だったんですかっ!?」



「うぉっ!?いや反応遅ぇよ今頃かよ!!」



だからお城に招待出来たりしたんだ。そういえば、服も何か他の人より立派な気がする。



私って鈍い!



「ふふ、あはははっ……!面白い、面白いです。君といると退屈しませんね。ふふっ……」



青年さんは本当に楽しそうに笑ってる。うーん、誉められたんだよね?ちょっと複雑。



「言葉ちゃん可愛いぃぃぃぃっ!!ヤバいヤバい超激レアショットじゃーん!?

写真に収めて引き伸ばして最高の額に入れて部屋に飾って、それから、あ!

焼き増しして言葉ちゃんファイルにも入れて、残りは宝物庫で色褪せないよう工夫して永久保存しとかないと!!

ヤバい、マジでヤバいっ」



貴方の方がヤバい!!



怖い、こんな恐怖があるなんてっ!犯罪の域に達しそうで怖いっ!



懐から出した、青年さんを撮っていたカメラは、真っ黒なオーラを放出する青年さんによって粉々に粉砕された。