蛍火と白狐




なんなんだろう、あの変わりよう。ぷにぷにされるの、そんなに好きなのかな。



「言っとくけど、私は貴女の着付けなんかしないからね。私のお手本見て覚えなさい」



「……はい」



美少女さんは自分の煌びやかな着物でお手本を見せ、私は必死にそれを覚えた。



何とか着付けに成功する。



「言葉くん、終わった〜」



「はい、ご苦労様でした」



青年さんが入ってきて、何故か拍手をした。一体何に?



「よくお似合いです。後はそうですね、この髪を少しだけ束ねて……」



青年さんは私の髪をいじり、左右の髪を少しだけ束ねる、プチツインにした。



……プチツイン……。



正式名称知らないけど、結構いいセンスかも。



「ほら、可愛い」



私はどんなに着飾ったって、お洒落したって、どう足掻いても可愛くなんかならない。



……この人の目、腐ってる。