蛍火と白狐




「ん……」



眩しい……。朝……?



目を開けると、青年さんのにやにやした顔が真っ先に映った。



……何をそんなににやにやしてるんだろう。変な人。



「……ん?」



私は誰かの手を握っていた。誰の手なのかな、これ。



腕を辿っていくと、青年さんのにやにやした顔に辿り着いた。





…………。





「淋しかったんですか?ずっと僕の手を握りしめていましたが」



「〜〜〜〜〜っ!!」



私は手をパッと離し、ゴロゴロと反対側に転がっていった。



畳の上で俯せになり、頭を抱える。多分、顔は真っ赤だ。



「ふふ、可愛い反応しますね。多少オーバーな気もしますが。



それよりほら、着替えて下さい」



だから、着付け出来ないんだってば!わざとでしょ、絶対わざと言ってるでしょ!?