蛍火と白狐




「君はその夢を、どう思っているのですか」



「え?えっと、見ていた時はすごく混乱してて、そんなはずないって思ってたけど……」



私は夢を思い出してみる。



「今は、何だか懐かしいなって思う。知らないはずなのに、知ってるような……」



「……その夢、君の両親には話すつもりでいますか」



「うん。お姉ちゃんのこと、きいてみようかと」



「……そうですか。なら、いいんですけど」



「きゅうきゅう」



弥緒が私に擦り寄ってきた。あれ、弥緒、何か少し大きくなった?



弥緒を手のひらに乗せようとしたら、無理だった。脇を持たないといけないサイズになってる。



「大きくなったねー」



「きゅっ」



脇を持って抱き上げると、以前よりかなり重くなっていた。



「帰ろうぜ」



「うん、そうだね」