「あ、蛍ちゃん、弥緒は普通の人には見えないから大丈夫よ」
「あ、はい」
私は弥緒を肩に乗せたまま神社を後にし、スーパーを目指した。
苺を買って、帰宅する。部屋に入って、弥緒に苺を食べさせてみた。
「どう?美味しい?」
弥緒は「きゅーん」と鳴き、尻尾をふるふる振った。
良かった、美味しいみたい。苺は今旬の果物だもんね。
「いいなぁ、弥緒は可愛くて」
私の呟きに、弥緒は首を傾げる。その様子がおかしくて、私は笑みを溢した。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…